薩摩硫黄島 火山性地震増加 01月04日 21時37分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/5055765761.html

三島村の薩摩硫黄島で、火山性地震が4日午後7時までに40回観測されました。

1日に30回以上の火山性地震が観測されたのはごく小規模な噴火が起きた平成25年以来で、気象台はただちに噴火につながる兆候はみられない
ものの噴気や高温の水蒸気などの突発的な噴出に注意するよう呼びかけています。

鹿児島地方気象台によりますと、三島村の薩摩硫黄島では今月1日から火山性地震が増加し、3日は25回観測されたほか、4日は午後7時までに
40回観測されました。

噴煙の状況や、地殻変動のデータに特段の変化はみられないということです。

薩摩硫黄島で1日に30回以上の火山性地震が観測されたのは、4年前の平成25年5月以来で、この時には翌6月にごく小規模な噴火が発生し、
島内で灰が降ったのが確認されました。

気象台はただちに噴火につながる兆候はみられないとして噴火警戒レベル1を継続した上で、噴気や高温の水蒸気などの突発的な噴出に注意
するよう呼びかけています。

薩摩硫黄島は鹿児島県の薩摩半島から南におよそ50キロ離れた人口120人あまりの島です。