九州玄海訴訟の第18回口頭弁論での被告九電の主張は興味深い。

既知の通り、玄海町を始めとする佐賀県の原発近辺の白血病死亡率は平均の5倍〜8倍だが、
九電は、その原因を次のように主張している。

「ここ約40年間に全国的に白血病死亡率が上がってきており、
玄海町だけの問題ではなく、佐賀県をはじめ九州沖縄で白血病死亡率が高いのは
ヒトT細胞白血病ウイルスの感染者が多いため。」

以前からの想定通り、奇形を妊婦の風疹感染が原因と宣伝している様に、
白血病ウイルス感染とは、如何にも国立感染症研究所のシナリオのようだ。
知恵を付けているのは、多分そんなところだろう。
同様の理屈は、これからあらゆる疾病の増加に適用されていくだろう。

玄海原発の特徴は、漏洩トリチウム総量が全国一で、
福一がその記録を塗り替えるまで突出していたことだ。
ちなみに、福一以前のプルトニウム漏洩量一は、伊方原発。

なお、当方は上記訴訟の初期からの原告。