冬の富士登山に注意を 対策検討、法規制は異論も 2016年12月17日 08時52分
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016121701000953.html

世界文化遺産・富士山の山梨県側にある吉田口登山道で17日、県警や自治体職員が登山者らにチラシを配り、冬山登山への注意を呼び掛けた。

富士山では11月下旬以降、大学生ら3人が滑落死。危機感を募らせる地元市町村は早急な対策を求めているが、登山禁止や入山届義務化など
の法規制には異論もあり、山梨、静岡両県の関係者は頭を悩ませる。

冬の富士登山は「気象条件が特に厳しく遭難事故のリスクが高い」として、国などが13年に策定したガイドラインで原則禁止されているが、強制力
や罰則はない。両県は冬期間、登山道を通行止めにしているが、看板を横目に入山者が後を絶たないのが現状だ。

(共同)