医療健康系番組で、お茶のビタミンEをアピール
お茶しゃぶしゃぶ、を勧めていた

七訂食品成分表、を根拠にお茶100グラム中、64ミリグラムのビタミンE をアピールしていたが
これは乾燥茶葉100グラム中に含まれるビタミンEの量であり、実用的な数値ではない
しかも、ビタミンEは脂溶性であり、お茶として抽出したとしても
ほとんどが茶葉に残っている、飲むお茶からは摂取できない

100ミリリットルのお茶に1グラムの茶葉を使うとすると、多くても0.64ミリグラム
実際にはビタミンEは脂溶性でほとんど抽出されずに、茶葉に残っているだろう
※同じ七訂食品成分表で、煎茶−浸出液でビタミンEの欄に数値はない…

この医療健康系番組では、どうやら食品成分表の見方も間違っているような人が
考えた方法を、何の検証もせずに放送しているのではないか、と疑う内容だった
いや、お茶を売るのが目的なので、科学的な正確性など無視したのだろうか?

医療健康系の番組で、食材を取り上げる場合は
売りたい食材が決まっていて、後付で理由を探してくるのだろうか
いま売れなくなっている食材を教えてくれる番組だと考えれば、存在価値も多少はありそうだ

ちなみに、この番組で一番健康に良いとして挙げられたのが 豚のしょうが焼き
なるほど、豚コレラ騒動で消費が落ちているから…?

医者が語る、健康になる食材 はあまり信頼性が高いとは言えない
栄養については栄養学という分野があり、
分別のある医者であれば公の場で語ることもはばかられるだろう

そして、栄養学の分野ではチャイナ・プロジェクトに関する知識で
動物性食材について健康に良い、と言ってくれる学者が減ったために
医者が担ぎ出されているのではないか、と考えられる

つまり、肉類と牛乳を売り続けるために広告塔となってくれるような
栄養学者が居なくなった結果、医者の無知を利用して食材について語らせているのではないか