原発所長「耐震見直す必要なし」   05月12日 14時13分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/1035203631.html?t=1463048355016

震度7の揺れが2回観測された熊本地震からまもなく1か月がたちます。
こうした中、柏崎刈羽原発の横村忠幸所長は、12日の会見で耐震性について問われると、最高クラスの
耐震設計のため柏崎刈羽原発では現状、見直しなどは必要ないという認識を示しました。

一連の熊本地震では、先月14日と16日の2回に渡って震度7の激しい揺れが観測されました。

熊本地震からまもなく1か月となる中、12日の東京電力の会見では柏崎刈羽原発の周辺で起こりうる最大
規模の地震の揺れを想定した基準地震動や、耐震性などを見直す考えがあるか質問が相次ぎました。

これに対し柏崎刈羽原発の横村所長は、「熊本地震のように間を置いて大きな揺れが2回続けて起きるより
も、1回の巨大地震に備えるほうが大事だ」と述べました。

そして、「発電所内の断層の活動性についても調査を十分にやれたと思うし中越地震や中越沖地震、それ
に東日本大震災の知見をすべて反映した最高クラスの耐震性能になっている」と述べて、現状、見直すな
どは必要ないという認識を示しました。

柏崎刈羽原発を巡っては原子力規制委員会による再稼働の前提となる審査が続いていますが、ことし1月、
「基準地震動」については委員会でおおむね了承されていました。



その自信が事故を引き起こす元