ここではアンケート調査から引きこもりを家族・親族に持つ方の声を紹介します。長期間、本人とともに悩み、励ましてきた家族の本音は痛切なものでした。

「必ずどこかに親身になって味方になってくれる人がいる。恥ずかしいという思いは分かるが先ずは相談なり何かしてほしい。誰とも接点が持てなければ、状況は動かない。誰かと接点を持つことを繰り返せば、状況は変わってくる。」(40代・男性)


「殻に閉じこもらず、意地を張らず、気楽に周りのものと接するようになってほしいし、その殻から自分なりに一歩出てほしい。」(70代・男性)


「経済的に困っている」(40代・女性)


「生きていれば何とかなる。自分自身の存在意義は必ずある。悲観ばかりせず前を向けば、小さくても必ず光が見えてくる。」(40代・男性)


「時には立ち止まりながらでもよいので少しずつ、一歩と言わず半歩でも前に進んで欲しい。小さなことでもできたことを喜んで。」(40代・女性)


「親としてはできるだけ刺激を与えず穏やかに暮らしていきたい。親の死後のことが心配なので、経済的な自立をしてほしい。」(70代・女性)