緊急事態宣言に「京都追加」政府に要請と発表 新型コロナ感染拡大で、府知事と京都市長が会見

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、京都府の西脇隆俊知事と京都市の門川大作市長は10日午前、府庁で記者会見し、

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象地域に京都府を追加するよう政府に要請すると発表した。

 西脇知事は「府民、市民には『三つの密』が重なる場所を避けてもらいたい。事業者にも時差通勤やテレワークで通勤による感染拡大を避けてもらいたい」と求めた。

門川市長は「感染経路不明の方が半数近くとなり、深刻な状況になっている」と要請の背景について説明した。

 政府は7日、東京、大阪、兵庫など7都府県を対象に緊急事態宣言を発令した。京都府は対象地域から外れたものの、

「より注意してもらう府県の一つ」(西村康稔経済再生相)と位置づけられている。   

 9日で感染者数が165人に上り、府内初の死者も確認された。4月に入り、連日10人前後の感染者が判明し、

感染経路不明の事例も増えている。