エモやん、徹底抗戦の構え

解雇の男性 教授の地位保全、地裁に申し立て /群馬

毎日新聞2017年11月21日 地方版
ツイッターなどで大学や学生への中傷を繰り返したほか、データが改ざんされた論文を発表したなどとして群馬大を解雇された大学院保健学研究科の元教授の男性(56)が、
教授の地位保全と賃金仮払いを求める仮処分を前橋地裁に17日付で申し立てたことが、関係者への取材で分かった。
申立書によると、ツイッターの投稿は元教授ではなく知人が作成したという。
2014年にこの投稿を理由に、大学から学生への講義を認めない処分を受けており、「重ねて懲戒解雇とすること自体が不当」としている。
大学が認定した論文の「改ざん」は「研究結果に影響のない内容」で、「懲戒解雇はあまりにも厳しい処分」としている。
「男性が論文の取り下げに応じない」との大学側の指摘について、男性は毎日新聞の取材に「取り下げにはドイツ人を含む全ての共著者の同意が必要。
大学は改ざんを認定する理由書を外国語に翻訳して共著者にも送付すべきだが、そうしなかったため、取り下げは不可能だ」と話した。
男性は10月5日付で懲戒解雇された。【杉直樹】