【メンデル】歴史に残る研究不正【野口英世】©2ch.net
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古くて有名な研究不正について。
捏造、改竄、盗用… メンデル捏造疑惑は専門家の中ではほぼ払拭されてるようだ 35年前に書かれた「背信の科学者」が、未だに捏造分野のスタンダード書籍になってて
それをソースにメンデルが〜と引用され続けてる。 背信の科学者といえば
そこに書かれてたミリカンのデータ不正疑惑も問題なしで決着したとか 背信の科学者はジャーナリストが書いてるから大げさなところもあるかもね。
↓著者の一人、ニコラス・ウェイドの新刊の書評(Amazon)にこんなのがあった
******
著者はかつてネイチャー誌の編集者であった科学ジャーナリストである。
これを知り、すぐにネイチャーの一番悪い所がでていると思った。
科学的根拠が曖昧でも、大きな事を言って注目を集めたがる癖である。
こんなレベルの編集者に、何年もかけた論文をエディター・キックされているのだから、
たまったものではない。科学界において、ネイチャー誌の持つ影響力は今や不当に大きすぎる、その見識はこの本に現れている程度のものだ。
(中略)遺伝学者130人から集団で抗議が来たと言うのも当然と思える議論の内容だ。
****** 「エッセンシャル遺伝学」D.L. ハートル, E.W. ジョーンズ
メンデルはごまかしをしたのだろうか?彼は実際よりよくみえるようにデータを改ざんしたのだろうか?
メンデルの論文では、最初の実験の結果が疑わしかった場合に行った再実験について
述べているのみにならず、個々の植物についてみると著しくずれた比も報告している。
不正直な人間がこうことを認めることはないだろう。
図3.34にみられる合いすぎは、実はほんのわずかの偏りで説明できるのである。
豆や植物個体を数える際に、およそ1000につきたった二つの表現型が間違ったカテゴリーに入れられたとすると、
一遺伝子雑種の比の検定に関したデータの偏りの91%が説明できる。
また、結果のずれが花粉が混じったためとか、その他の出来事のためであるとして、
3ないし4回分の実験結果を捨てるか、再実験を行ったと考えても合いすぎは説明できるであろう。
強調されるべき点は、メンデルが承知のうえで意図的に期待値に合うようにデータを調整したと
主張するものは、今日に至るまで著名な統計学者の中にはいないということである。 「タマリン遺伝学」
メンデルはわれわれをだましたのか
1971年にウェイリングは、メンデル擁護の立場で納得のいく事実を発表した。
彼はメンデルの再発見者からの資料も同じ理由で適合できる(期待される比率に合わない)ことを指摘したうえで、
この問題は植物の花粉形成過程の機構に基づくもので、実験そのものに問題が
あるのではないと言っている。すなわち、Aaのヘテロ接合体において、
二つのAと二つのaは花粉母細胞から出発する。これらの細胞は互いに葯にとどまる傾向にある。
このようなわけで、花粉細胞は厳密にはランダムに受精しない。
ミツバチでは実際、偶然性を期待するように、同数のaとAの花粉を受け取らない。
フィッシャーによって用いられた統計の結果は適切なものではない。
ウェイリングは実際に異なる統計処理で、メンデルによってなされたデータ、
あるいは同じようにメンデルの法則の再発見者たちが発表したデータに手を加えずに、
そのような事実がありうることを示した。
このように、われわれはどのような方法をもってしても、メンデルがそのデータを
彼が法則に合うよう操作し、無理にでっちあげたという証拠はないということを
結論することができる。 野口英世は論文捏造疑惑より人体実験スキャンダルがやばい。
日本の文献では無かったことにされてるのも闇を感じる。 日本ではあまり知られていませんが、ニューヨークで野口が行った臨床研究が倫理性に欠けるとして
新聞などで批判を浴びたことがあります。当時ロックフェラー研究所の準メンバーだった野口は、
「ルエチン」という物質が梅毒の血清診断法に使えないか400人の被験者に人体実験を行いました。
しかし被験者の多くは精神病院の入院患者、施設の孤児、公立病院の患者であり、
実験について事前に説明したり承諾を取ったりはしていなかったのです。 野口英世 近年の一般的な評価
野口の仕事はますます不安定で不正確になった。彼の発見の多くは、梅毒スピロヘータを
培養することができるという主張を含め、再現性がなかった。
彼はまた、正常な子供の皮膚に梅毒の抽出物であるルエチンを接種するなど、
非倫理的な実験をしていることで非難された。
野口自身が梅毒に罹患していたが、これは神経梅毒に進行していた可能性があり、
その後の野口の秘密主義や偏執症の原因となった可能性がある。
彼は研究室で不注意のうえ無謀になり、自身と同僚を危険な病原体にさらした。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4293967/ <野口英世博士の業績一覧>
・明治34年(西暦1911) 病原性梅毒スピロヘータの純粋培養に成功
⇒ウソでした
・大正2年(西暦1913) 梅毒スピロヘータを進行性麻痺患者等の脳内に確認
⇒唯一の見るべき学問的業績
・同年 小児麻痺病原体を発見
⇒ウソでした
・同年 狂犬病病原体を発見
⇒ウソでした
・大正7年(西暦1918) 「黄熱病菌」を発見
⇒既に知られていたワイル病スピロヘータの誤認でした
・同年 黄熱病ワクチン「野口ワクチン」を開発し、エクアドルでの「黄熱病大流行」を収束させる
⇒ほとんど唯一の臨床的業績
⇒エクアドルで流行していたのはワイル病だったことが後に判明。
・大正13年(西暦1924) アフリカ西部で黄熱病流行はじまる。「野口ワクチン」全く効かず、死者多数
・昭和2年(西暦1927) トラコーマ病原体を発見
⇒ウソでした
・昭和3年(西暦1928) 黄熱病についての自説の再検証を迫られアフリカ西部のガーナで研究中、自身が黄熱病に罹患し逝去。 ・大正2年(西暦1913) 梅毒スピロヘータを進行性麻痺患者等の脳内に確認
⇒唯一の見るべき学問的業績
このとき精神病患者や孤児へ人体実験をやっていたようで
英語でググると色々出てくる 1000円札は不正だらけの日本のライフサイエンスを象徴している >9 フィッシャーは?
ttp://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g002194&OraSeq=0&ProId=WNA002&SerKbn=2&SearchMod=6&Page=1&KeyWord=%E9%81%BA%E4%BC%9D フィッシャーはメンデル自身ではなく
実験助手がメンデルの意図を忖度して勝手にデータを揃えていたと推測していたようだ メンデル捏造疑惑については「Ending the Mendel-Fisher controversy」が決定版みたいだが
だれか読んで解説書かいてくれないかな
黒木玄 Gen Kuroki @genkuroki
#数楽
http://digital.library.pitt.edu/cgi-bin/t/text/text-idx?c=pittpress;cc=pittpress;view=toc;idno=31735062135912
メンデルに対するフィッシャーの批判を巡る論争に関する論文集 Ending the Mendel-Fisher controversy (2011) のデジタル版は全文読めますね。個人的にPDF化してしまった。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています