調査報告書にあるFI幹細胞の解析関与について、学さんに教えてあげて
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一方、FI幹細胞データに関しては当初の解析結果が同氏(小保方氏)の希望の分布をとらなかったこと、それにより同氏が追加解析を実施していること
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10)Letter Extended Data Fig.5g、Letter Fig.3c-dについて
 GFP蛍光とintegrin alpha7(PE)蛍光の漏れこみの補正が行われていない(もしくは、加えて、検出器の感度設定がサンプル間で異なる)ことが疑われる点
 Letter Fig.3c、3dではFACS-Sorting法でintegrin alpha7a+とdimの
"FI幹細胞を"
分取しているが、上記の疑義により、これらの細胞集団の解析結果の信頼性にも疑問が生じる点
(調査結果)
小保方氏と関係者への聞き取り調査から、小保方氏は主にCDBに設置されていた装置(FACS Aria)を用いてFACS解析を行っていた。

使用された装置に残っていたデータを再解析したが、論文の図に合致すると思われるものを特定することはできなかった。

オリジナルデータを調査することはできなかった。よって、調査により得られた証拠に基づき認定する限り、研究不正とは認められない。

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STAP幹細胞、FI幹細胞、キメラマウス、テラトーマなどについて、作製後の解析を行ったのも大部分が小保方氏だが、その実験記録もほとんど存在しない。