鹿児島県職員を懲戒処分 強い口調で部下を不適切指導

鹿児島県は、部下に対して業務上の指導の際、強い口調で叱責するなどの不適切な指導をしたとして、50代の課長級の男性職員を懲戒処分にしたと発表しました。10日付けで戒告の懲戒処分を受けたのは、本庁に勤める50代の課長級の男性職員です。県によりますと、男性は去年4月から今年4月にかけて部下に業務上の指導を行う際、舌打ちやため息をしたほか、この部下が作成した資料に対し、「こんな資料でどうやって上司に説明できるんだ」と強い口調で叱責したということです。
このような不適切な指導は、1人の部下に対し複数回にわたって行われていました。県は、この件に関し、「パワハラ」には認定していないとしています。県人事課行政管理室は「今後、こうした事態がないよう、あらゆる機会を通じて職員に強く自覚を促し、服務規律の厳正確保および職務執行の適正化に全力で取り組んでいく」とコメントしています。