時に国の対応を厳しく批判する“物言う会長”、東京都医師会の尾崎治夫会長に聞いた。

Q.次のシーズンの第3波はどういう状況になると考えていますか。

東京都医師会尾崎治夫会長
「心配しているのは、安倍(晋三)さんが首相だった当時、
『感染者は増加していますが、重症者は少ないから医療体制は逼迫(ひっぱく)していません』と
くり返していたことです。医療現場の実情をまったく理解していない。

都のデータを見ると、7月下旬からコロナの入院患者数が1千人以上の状態が70日も続いています。
毎日、かなりの人が退院して、一部の人が亡くなるのと入れ替わって、
新たな患者さんが入院してくる。医療現場は毎日、患者さんに持病を聞いて対処し、
感染防御でも気を使っています。そういう状態がずっと続いているわけです。

現場の疲労度は肉体面でもメンタル面でも大きくなっています。
そこへ再び感染拡大が起きれば、本当に医療崩壊が起きかねない。政府はあまりにも危機感が無さすぎます」
https://news.goo.ne.jp/article/dot/life/dot-2020101500041.html