国保システム設定ミス 保険証受け取れないトラブル◆名古屋市◆
(NHK-2019年5月7日 18時39分)

令和となって初めての開庁日だった7日、名古屋市では、国民健康保険のシステムの設定に誤りがあり、240人余りが保険証などをその場で受け取れなくなるというトラブルがありました。
名古屋市によりますと、システムの設定に誤りがあったのは、7日から市内のすべての区役所で使われている国民健康保険に関するシステムです。
市によりますと、住民基本台帳のシステムの西暦のデータを、国民健康保険のシステムで和暦で表示する際、ことし1月から先月末までの日付けがエラーとなったということです。
原因は、このシステムで、平成を去年12月末まで、令和を今月1日からと設定していたためだということです。
このため、ことし1月から4月に生まれたり、市外から転入したりした人などが、保険証や医療証をその場で受け取れないというトラブルが発生しました。
市によりますと、今回のトラブルで保険証などが受け取れなかった人の数は240人余りに上ったということで、対象者には、今週中にも郵送する予定です。
システムを担当している名古屋市保険年金課の前田茂樹課長は、
「このようなことが起きて残念だし、市民にご迷惑をおかけして申し訳なく思う。システムの設定を委託した業者も『原因が分からない』ということだが、しっかり調査するとともにチェックを徹底したい」
と話していました。