千葉県柏市は12日、外部団体と人材派遣契約を不正に結んだ市沼南支所の男性課長(58)を減給10分の1(6か月)、
うそをついて忌引休暇を取得した市民税課の男性主任(38)を減給10分の1(3か月)の懲戒処分にした。

 発表によると、男性課長は市パスポートセンター所長だった昨年9月、決裁などを経ずに県シルバー人材センター連合会
とスタッフの派遣契約を交わした。また、10月から今年3月まで、同連合会に支払うべき派遣手数料計135万5000円を未
払いのまま放置した。

 男性主任は今年2月、親類の葬儀参列を理由に忌引1日を取得。知人の印刷業者に会葬礼状を偽造させ、市に提示した。
市が葬儀場に確認したところ、該当する葬儀はなかった。市の調査に対し、「体調が悪くて休みたかったが、有給休暇を使い
切った後だったので、うそをついた」と話しているという。