2年後に市制100周年を迎える千葉市は11日、未来の100年を見据えた街づくりに向けて、
日本電信電話・NTTと包括連携協定を締結しました。

 千葉市役所で11日、協定の締結式が行われ、千葉市の熊谷俊人市長と、NTTの澤田
純社長が協定書に署名しました。千葉市とNTTはこれまで農業部門でのクラウドを活用し
た取り組みや、AIを活用した税務情報システムへの自動入力実験など部門ごとには提携
していましたが、今回の協定は市政全般での連携を目指しています。

 熊谷市長は「これまでもICTを積極的に取り入れてきたが、この締結を活用して進化し
続ける行政ニーズにしっかり応えていきたい」と述べました。また、NTTの澤田社長は「国家
戦略特区の千葉市。これから先のデジタルガバメントを短期的にも長期的にも手伝い、新し
い未来を作っていきたい」と意欲を示しました。

 両者は学校や防災拠点での自然エネルギーを活用した取り組みや、最先端の映像技術
を駆使するデジタルミュージアム、人の流れのデータを活用した移動手段の利便性向上な
ど、デジタルテクノロジーを活用した取組みの実施をすでに予定しているということです。