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【太陽活動】

太陽活動はやや活発でした。
太陽面で6日19時41分UTにC1.6のLDEフレア(継続時間の長いX線フレア)が発生しました。

STEREO探査機の極端紫外線画像(EUVI)によると、本日から明日にかけて、
北半球低緯度にあるやや明るい領域が新たに太陽面の東端から回り込んで来る見通しです。
前述のCクラスフレアはこの領域で発生しました。
この領域は、概ね静穏な状態にあると推測されます。

7日6時UT現在、太陽面上に目立った活動領域はありません。
今後1日間、太陽活動は静穏な状態が予想されます。

■過去3日間に大きなフレアの発生はありませんでした。



【地磁気活動】

地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度はやや高速な450km/s前後から高速な520km/s前後へ緩やかに上昇しました。
この間、磁場強度は弱い4nTからやや強い8nTの間で推移し、
磁場の南北成分は一時-4nT前後の弱い南向きの状態となりました。

SDO衛星の極端紫外線画像(AIA211)によると、太陽面南半球の西45度付近をコロナホールが通過しました。
今後、このコロナホールによる地磁気への大きな影響はない見込みです。

SOHO探査機の太陽コロナ画像(LASCO)とSTEREO探査機の太陽コロナ画像(COR)によると、
今後の地磁気に大きな影響を与えるCME(コロナ質量放出)は新たに観測されていません。
また、5日2時UT頃に発生したCMEの影響が9日から10日にかけて到来し、
地磁気がやや乱れる可能性があります。

引き続き今後2日間、地磁気活動は静穏な状態が予想されます。