豚つのりは、かつては三枚目キャラを自認し、しょうこや知人にもDTであることを打ち明けていた。これは、まだ彼が十分若く、DTをそこまで気にしなくてよかったこと及び、あわよくば先輩のしょうこに筆下ろしをしてもらおうと無駄な期待を抱いていたからである。
さらには、司法試験さえ受かればこのキモメン豚メン人生を一発逆転できるとの想いが、彼を一層楽観的にさせていたのである。