高3女子生徒自殺 いじめを調査
05月26日 19時52分

熊本県北部の県立高校の女子生徒が、いじめにあっていたことをうかがわせる遺書を残して自殺していたことが、学校関係者などへの取材でわかりました。
高校や県教育委員会は、いじめが自殺の原因でなかったか事実関係を調査しています。

自殺したのは、熊本県北部の県立高校に通っていた3年生の女子生徒(17)です。

学校関係者などによりますと、女子生徒は今月17日の午前、体調不良を訴えて学校を早退し、そのあと自宅で自殺を図っているのを近所に住む祖母が見つけたということです。

女子生徒は意識不明の状態で病院に搬送されましたが、18日、死亡しました。

女子生徒の母親によりますと、自宅には遺書が残されていて、「よー学校これるね」とか「死ねばいい」などと同級生たちから言われ、いじめにあっていたことをうかがわせる内容が記されていたということで、
「誤解なのに」、「とても苦しかった」、「もう死にたい」などと書かれていたということです。

母親はNHKの取材に対し、「娘に何があったのか、事実を明らかにしてほしい」と話しています。

高校は、25日、全校生徒に対して女子生徒が自殺したことを伝えたということです。

高校や県教育委員会は、いじめが自殺の原因でなかったか事実関係を調査しています。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20180526/5000002356.html