石・貝殻→貨幣→紙幣→電子マネーの経緯と同じように、近い将来「情報」で財産が管理される時代が来るよ。
マイナンバーと登記名義人との紐付けさえ上手くされれば、名変をはじめとするほとんどの登記は不要になる。
相続でさえも、遺産分割協議を必ず裁判所で行うか、弁護士や司法書士の立会を義務付けするようにしたら、あとはその結果を入力されて終わり。
あるいは更正登記できる場合を広げて、まずは職権で強制的に法定相続させてしまい、その後に、申請期限を設けて更正できるようにすれば、少なくとも所有者不明不動産なんていう問題は起きなくなる。

人は権利では動かない。義務で動く。
いくら無料です、便利ですといっても、それを利用するために何か費用や労力がかかるならば、必ず天秤にかけられる。
そして天秤にかけられた結果、「その程度どうでもいいや」と思われてしまえば、人は動かない。

さて本省様、法定相続情報証明制度の失敗をどう片付けますか?