目的は何だったんだろう？

広島市の中区役所に勤める３０代の職員が病院に６００回余り電話をかけ、業務を妨害したとして偽計業務妨害の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは広島市の職員で、中区役所の厚生部健康長寿課の主事、山縣勇人容疑者（３６）です。
山縣主事はことし１月から先月にかけて、広島市西区の病院に６００回余りにわたって電話をかけ、病院の業務を妨害したとして偽計業務妨害の疑いがもたれています。
警察によりますと、先月２８日に病院から被害の届け出があり、警察が調べたところ、病院の電話の履歴に残っていた携帯電話の番号から、山縣主事が電話をかけた疑いのあることがわかったということです。
山縣主事に病院への通院歴はなく、電話は大半がすぐに切れ、受付の事務員が応答した際もほとんどは無言だったということです。
警察によりますと調べに対し、容疑を認めているということで、警察は動機について調べています。
広島市中区の隅田一成区長は「市民の信用を失墜させるもので深くおわび申し上げます。今後、事実関係を把握し厳正に対処します」とコメントしています。