ソリッドも他人事じゃないね

市職員へのパワハラ2審も認める
10月26日 18時57分
http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20171026/1100000524.html

6年前に自殺したさいたま市の男性職員の両親が市に賠償を求めた裁判で、2審の東京高等裁判所は、1審に続いて先輩職員のパワーハラスメントが原因だったと認め、賠償の額を増やし、1900万円余りの支払いを命じる判決を言い渡しました。

6年前、さいたま市の西部環境センターに勤務していた前澤史典さん(当時41)が自殺したことについて、前澤さんの両親は、教育係の先輩職員からパワハラを受けたことが原因だったとして、市に賠償を求める訴えを起こしました。
さいたま市は事実関係を否定しましたが、1審のさいたま地方裁判所はパワハラを受けて自殺したと認め、1300万円余りの賠償を命じました。
これに対して双方が控訴し、26日の2審の判決で東京高等裁判所の阿部潤裁判長は、本人が残していた記録や亡くなる前の発言などをもとに、先輩職員に脇腹を殴られたことや、暴言などのパワハラを継続的に受けていたことを認めました。
そして、上司がパワハラについて相談を受けていたのに適切に対応しなかったことが自殺の原因になったとして、賠償の額を増やし、1900万円余りの支払いを命じました。
判決について、父親の前澤岑夫さんは26日の会見の中で、「長い6年間の戦いでした。息子にはやっと終わったよと声をかけたい。市からはいまだに私たち家族への謝罪はありません。市が先輩職員やその上司に対し、重い処分を下すことを望んでいます」と話していました。
さいたま市の清水勇人市長は、今回の判決を受けて「判決内容を精査して、対応を検討したい」とコメントしています。