・アスペルガーに向いている公務員の職業

精神科医の岡田尊司氏は著書「アスペルガー症候群 (幻冬舎新書)」の中で、
アスペルガー症候群の概念を最初に世の中に発表したオーストリアの医師ハンス・アスペルガー自身が、
当時見られた典型的なアスペルガー症候群の子どものアスペルガー症候群らしさが出ている特徴として
「父親は無口で、引っ込み思案で、生真面目な公務員」だったと紹介しています。
この点について、更に「他のアスペルガー症候群の例と同様、近親者に似た特徴を持つ人がいる」と指摘していることから、
アスペルガー症候群の概念が生まれた頃からアスペルガーの人の特徴的な職業の選択肢として公務員が挙げられていたと言えます。