おととし11月、山形大学工学部の4年の男子学生が自殺しているのが見つかり、スマートフォンには大学の指導教官だった助教を恨むような内容のメモが残されていました。
学生の両親は、以前からこの助教に人格を否定するような言動をされていたほか、自殺する2日前にも研究内容をめぐって長時間にわたり叱責されたことなど、
アカデミックハラスメントが自殺の原因だったとして、大学と助教に合わせておよそ1億2000万円の損害賠償を求め、山形地方裁判所で裁判が続いています。
山形大学は、複数の学生に行き過ぎた指導を行ったとして去年、この助教を停職の懲戒処分、これまでの裁判では、原告の訴えを退けるよう主張。
また、助教も「指導内容と自殺に因果関係はない」争う姿勢。
9月26日 15時57分 NHK