<紋別市汚職>シカわな購入入札で便宜、職員逮捕 北海道警 5/12

 北海道紋別市のエゾシカによる農業被害防止対策をめぐり、業者に便宜を図った見返りに現金を受け取ったとして、
12日、紋別市職員、菅原豪容疑者(47)=同市大山町=を加重収賄。

市などで構成する「鳥獣被害防止対策協議会」発注のエゾシカ捕獲用わな購入に関する指名競争入札が
2014年1月に適正に実施されたように装い、石狩地方の狩猟用資材販売業者と約300万円で不正に契約。
見返りに同年2月、業者の社長から約100万円の現金を受け取ったとしている。贈賄側は時効が成立している。

 菅原容疑者は13年4月〜16年3月、市農政林務課の職員。同課に事務局を置く対策協議会によるエゾシカなどの
鳥獣被害防止事業で、契約書類作成などの実務を担当していた。
捜査関係者によると、指名競争入札に参加する業者の選定を実質的に取り仕切っていたという。以下略