職場の飲み会。真ん中あたりの席に着いた俺。
俺を境にして右のチームと左のチームがそれぞれ盛り上がる中、俺もどっちかに入ろうと頑張る。
しかしどちらにも入れない。右を向いても左を向いても居場所がない。まるで俺は存在していない。
何か喋らなきゃ、何か、何か。そして俺は遂に喋った。しかしタイミング悪く俺の声はかき消されて終わった。
隣の奴が冷ややかにチラ見した。