狡猾:ずるく悪賢いこと。

利己主義:社会や他人(国民)のことを考えず、自分の利益や快楽だけを追求する考え方。
       また、他人(国民)の迷惑を考えずわがまま勝手に振る舞うやり方。

 「コメが収穫される秋以外仕事がなく、日がな一日将棋や碁を打っている。」「日本一楽な公務員」

ちなみにこれは農林水産省の地方機関、農政事務所の話だ。農水省の2万6000人のうち、約6割、1万6000人が出先機関にいるのだそうだ。
1995年の食糧管理法の廃止によって、コメの政府独占が崩れ、食糧庁はもはや無用の組織なのは誰の目にも明らかだった。と書いているが、
このリストラができないせいでこの組織がいまだに残り、流通量や食の安全推進や価格調査などを暇潰しにやっているのだそうだ。
 ちなみに、2009年の事故米騒動後、農政事務所職員にはコメの在庫調査などの仕事すら行われずにデータをねつ造していたことが発覚。
これを受け、全国の農政事務所を調査したところ、同じような調査のサボりやデータ捏造が発覚、約60人が処分を受けた。ということが書かれている。
これが民間だったら一生懸命に嫌がらせしてでも退職を迫っているところだ。

 公務員は農水省に限った話ではないが、時代の変わり目で必要が無くなったのに組織が維持され続けるケースは非常に多い。
天下り先を減らさないためにもダムを造り続けたり400年もかかるスーパー堤防に未だ予算が降りている。
必要が無くなろうが自分達の福祉のためにも一生懸命に組織を持続するために無駄遣いをし続け、そして地方の集票を得るために政治家は見て見ぬフリをする。
そして1票の価値の高い地方の国民も潤うことから、その点を黙って容認して投票する。こういうことの積み重ねが無駄を増やし続けることになってしまったのだ。
 早く法律を変えて、公務員をリストラできるようにすべきだろう。でなければいつまで経っても無駄がなくなることはない。