【博多陥没】市側の「想定内」説明に地元からは不満の声 ドトール店長「想定してたなら、最初から説明してほしかった」
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 急ピッチで復旧した陥没現場は安全なのか。福岡市博多区のJR博多駅前で8日に起きた大陥没現場で26日に
最大7センチの沈下が確認された。市は想定内と強調したが、現場は一時通行止めになり周辺店舗や市民からは
不安の声が上がった。【平川昌範、蓬田正志、吉川雄策】

 「現場の地盤のボーリング調査で最大8センチの沈下は想定されていた」。現場事務所での記者会見で福岡市や、
現場地下鉄工事を請け負う大成建設を代表とする共同企業体(JV)の担当者はそう繰り返した。しかし、
現場から市に調査結果の連絡が入ったのは沈下確認から1時間以上過ぎた午前3時ごろだったという。
さらに「通行止めまでは考えていなかった」として謝罪した。

 また、沈下自体が起こりうることは「陥没の埋め戻し後に安全性を確認した専門家委員会の会議で
話が出ていた」としたが、市民向けに取りたてて説明はしていなかった。

 こうした対応に市民から不満も聞かれた。「再び通行止めになるのは困る。よく通る道なので、
安心して通れるようにしてほしい」。現場を通りかかった専門学校生、海田勇樹さん(19)は困惑した様子で話した。
復旧現場の様子を携帯電話のカメラで撮影していた北九州市の男性(75)も「復旧が早かったと海外から評価されたが、
こういうことが起きれば本当に工事が適切だったのかという不安が生じる。検証が必要ではないか」と話した。

 沈下現場近くのドトールコーヒーショップ博多駅前通り店は通常通り午前8時から開店したが、
今村貴彦店長(32)は「沈下が想定されていたなら最初から説明してほしかった」。売り上げは
陥没事故前の水準に戻りつつあるが「また陥没のイメージが広がり、通りの活気がなくなってしまうのではないか」とこぼした。

 沈下現場そばの歯科「ゆうなデンタルクリニック」の長友周一院長(50)は「少しひずんだだけで
心配していないが、風評被害の方が心配だ」と表情を曇らせた。

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