CT検査画像も…マイナンバーで患者データ共有
2016年03月29日 17時23分
http://www.yomiuri.co.jp/science/20160329-OYT1T50142.html?from=ytop_main5

 前橋市と群馬大学(前橋市)などは近く、県内の医療機関や薬局、老人保健施設
と連携し、共通番号制度のマイナンバーカードを使って、医師や薬剤師が患者の
検査画像データなどを専用端末を通じて共有するシステムをスタートさせる。

 全国初の取り組みで、総務省が1000万円助成し、他の地域での展開も目指す。
病院を移った患者が同じ検査を受ける無駄を省き、継続性のある診療につなげる
のが狙いだ。

 マイナンバーカードには、所持者本人であることを証明する電子証明書も組み
込まれているため、システムはこの本人証明機能を活用する。患者が医師らの
専用端末のカードリーダーにカードを読み取らせると、コンピューター断層撮影法
(CT)の検査結果の画像などが医師を通じ、同大で管理するサーバーに登録される。
医師や薬剤師は、各自で管理する端末を通じて自分のカードでサーバーに接続して
閲覧する。