候補者一本化は、三反園氏側から持ち掛けた話である。合意にあたって三反園氏は、平良氏らに対し
重大な約束をしていた。――『検討委員会(専門委)のメンバ―半分を反原発派にし、必ず平良氏を加える』――
これがのめなければ合意はないとした反原発派に対し、三反園氏は「信じて下さい」と懇願したという。
当選後、平良氏を含む脱原発派の電話、メールに一切反応しなくなった三反園氏の態度が、すべてを物語っている。

熊本地震以来、川内原発に不安を抱くようになったという鹿児島市在住の40代女性は、知事選で三反園氏に一票を
投じたとした上で、こう話す。

「三反園さんはペテン師ですよ。反原発派はもちろん、県民も騙された。熱心に応援した後援会のメンバーを
切り捨て、自民党にすり寄る姿勢には怒りを感じる。約束が守れないなら、きちんと説明すべきなのに、
反原発派と向かい合って話し合う気配さえない。卑怯ですよ。これなら伊藤さん(祐一郎前知事)の方がましだった」

http://hunter-investigate.jp/news/2017/02/post-1001.html