池上彰「独立行政法人って例えばどんなものがあるかってイメージできますぅ?」
土田晃之「わからないです」
A「え・・・と、国立大学が今独立行政法人ですよね?」
池上「そうですね。国立大学法人って今言い方をしてますが、ま、独立行政法人の管轄に入りますよね」
池上「国立大学って名前ですが、国のものじゃないんですよね
独立した法人と。いうかたちになってるんですよ」
池上「例えば、みなさんの非常に身近なところでこの独立行政法人というのを見ることができます」
池上「それはですね、皆さんがいつも見ているアレに書いてあります」
上原美優「アレ?」
池上「そのアレっていうのはこれです。…お札ですね。」
池上「皆さん方のお札のここに注目してほしいんですがここがいつの間にか変わってたんですよ♪」
土田「あ、ホントだ」
池上「前は“財務省印刷局製造”って出てました。」
A「財務省が作ってると。」
池上「そうです。財務省が作ってたんです。今は“国立印刷局製造”ってなってます。」
一同「へ〜」
池上「国立印刷局という、独立行政法人が作ってるんです。」
一同「へ〜」
A「でもこれ知らなかった…ですねぇ。説明ありましたっけ?」
土田「ニュースとかでやったんですか?」
池上「いやほとんどニュースにはこれはなってないです」
(中略)
関根まり「でもこれ(変更)は何かいいことがあるんですか?」
池上「つまりこうやって国の仕事から切り離して独立させましょうと。少なくとも国家公務員の数は減りますよね」
(※国立印刷局の職員は国家公務員)
関根まり「…あ〜」
土田「でもこれのお金は国から出てるんじゃないんですか。お札作ったりとかは。」
池上「その通りです。」
土田「そうですよね」
池上「はい。」