被曝による発がんリスクについて、「日本人は、2人に1人が、がんに
なる世界一のがん大国。喫煙や飲酒の方がよほど危険だ」/過度の心配
をする必要はない。
被曝が人体に与える影響は「100ミリシーベルトがひとつの目安」
。100ミリシーベルトの放射線を浴びた場合、がんが原因で死亡す
るリスクは最大約0.5%上昇。野菜嫌いの人や受動喫煙と同程度だ。運動不足や塩分の取りすぎは200〜500ミ
リシーベルト、喫煙や毎日3合以上飲酒した場合は2000ミリシー
ベルト以上の被曝に相当。「タバコや飲酒による発がんリスクは、被
曝と比べものにならないほど高い。この機会にがん対策全体を見直す
べきだ」。 もともと自然界から年間数ミリシーベルトを被曝している
人間の細胞には、放射線で傷つけられたDNAを回復させる機能が備
わっている。