【境界性人格障害(境界性パーソナリティ障害)】
気分の波が激しく感情が極めて不安定で、良い・悪いなどを両極端に判定したり、強いイライラ感が抑えきれなくなったりする症状をもつ人は「境界性人格障害」に分類されます。近年では「境界性パーソナリティ障害」とも呼ばれています。

境界性という名前は、“強いイライラ感”が症状として現れる神経症と、“現実が冷静に認識できない”認知障害をもつ統合失調症、2つの精神疾患の境界にあると、考えられていたことに由来し命名されています。

【統合失調症】
統合失調症とは、認知、行動、情動のいずれかに機能障害が発生する精神疾患です。
代表的な症状としては、意味がよく分からない言葉を言う、幻覚、幻聴、被害妄想が起こるなどが挙げられます。一般的に10代後半から30代半ばに出現します。