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テキサス州ダラスが拠点のキリスト教テレビ局「デイスター・テレビジョン・ネットワーク」の共同創設者、マーカス・ラム(Marcus Lamb)さん(64)が、新型コロナウイルスに感染した後、死亡したことがわかった。妻のジョニさんが1日、番組内で明らかにした。

マーカスさんは、テレビを通じて伝道活動を行う著名なテレバンジェリストだった。ニューヨークタイムズによると、番組内でしばしば、ワクチンを接種する代わりに、祈りを捧げるよう説くなどしていた。

先月10日に放送された番組では、ワクチンが「免疫システムを殺す」と誤った主張するセグメントがあった。マーカスさんは番組中「他の手段を提供したい」と述べ、ワクチンを接種する代わりに「祈ることができる。イベルメクチンとブドセニド、ヒドロキシクロロキンがある」と、コロナの治療薬として承認されていない薬の使用を推奨したという。

23日放送の番組で、ホスト役の息子のジョナサンさんは、父親のコロナ感染を「敵によるスピリチュアル攻撃だ」と主張。コロナの治療法などについて伝えてきたことを「敵がよく思ってなかったのは間違いない。あらゆる手段を使って、父の命を奪おうとしている」などと話した。ジョニさんも、「肺が綺麗になるよう祈ってください」と呼びかけたという。