>>244
...そういった中で注目される発言なんですが、自民党最大派閥・安倍派の会長、安倍晋三元総理の4月26日の発言です。

安倍晋三 元総理(4月26日):
「現在油価を中心に燃料、資源等が値上がりしている中において円安が進行している中において”悪い円安”等々の議論がなされ
ているわけでございますが、この議論は私は間違っていると思うわけでございます。そもそも金融政策を為替政策に対応する
というのは間違っている」

後藤政治部長:
”悪い円安”とは急激な物価高に繋がるようなものを言うんですけれども、そういった考えに対して真っ向から反対・否定する発言でした。
これは4月26日の自民党の勉強会、財政に関して話し合う部会での発言です。安倍さんが言いたかったのは後半の部分だと思います。
”金融政策を用いて為替に対応することは間違ってる”おそらく、ここを強調したかったんだろうと思います。

――安倍政権のときの経済政策はアベノミクスと呼ばれていました

後藤政治部長:
そのアベノミクスについては今からもう10年前、2012年に安倍さんが民主党から政権を奪還し、第2次政権を発足
させた直後にアベノミクスの原型となる経済政策を訴えたんですね。当時はこのように発言していました。

安倍晋三 元総理:
(2012年12月)大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略。この3本の矢で、経済政策を
力強く進めて結果を出してまいります。