>>785
繰り返される暴力
ケガを負わせるほどではないが暴力も用いる。筆者自身、3度ほど経験している。公道や公営野球場での取材の際に、職員らから体を押さえつけられるなどして取材妨害を受けたケースや、路上で信者に引っ叩かれたり組み敷かれて取材メモを強奪されたり。
昨年は、香港民主活動家のアグネス・チョウ氏の霊言として、チョウ氏が香港への自衛隊派兵を望んでいるかのような内容を公表した幸福の科学に対して、教団施設前で筆者や賛同者が抗議活動を行った。この場でも、垂れ幕越しに教団職員が抗議活動参加者を小突く場面もあった。
よく、カルト宗教取材は危険ではないのかといった質問をされることがあるが、こうして身体が触れる形での直接的暴力は、幸福の科学関連以外で私は経験したことがない。

法律より偉い大川総裁
前出のオウム真理教の犯罪行為を支えた主要な要素を思い出して欲しい。@支配者志向、A指導者の絶対視、B終末論、C教団の利害、D遵法意識の欠如、そしてポア思想が、E実際の人権侵害・違法行為につながった。
大川総裁の著書などからその言動を追うと、幸福の科学はこれらの要素を全て備えていることがわかる。今回登場した「ポア思想もどき」が積極的な殺人奨励には至っていない点と、実際の人権侵害や違法行為がテロや殺人よりは軽微なものである点は、オウムと違うが。
幸福の科学が自らの問題を正当化する上で最大の根拠となるのが、「大川総裁はとにかく偉い。法律より偉い」という設定である。