なぜ日本は米国産余剰トウモロコシ数百億円分を購入決定すべきでなかったか
https://news.yahoo.co.jp/byline/iderumi/20190826-00139874/
購入決定すべきでなかった理由その3 米国産トウモロコシは遺伝子組換え
第三に、米国産のトウモロコシは、遺伝子組換えだ。

遺伝子組換えについては倫理上、賛否両論あり、その議論は専門家の方に譲りたい。

だが、日本の状況を見ると、米国のように遺伝子組換えが受け容れられてはいない。

筆者は米国に本社があるグローバル食品企業に勤めた経験がある。その会社は、トウモロコシを主原料とする食品(コーンフレーク)を、世界180カ国で展開していた。
米国では遺伝子組換えOK。でも、たとえ同じブランドの傘下にある会社でも、ヨーロッパと日本の流通業や消費者は、遺伝子組換えを許容しない

今回、米国産の遺伝子組換えトウモロコシを日本が数百億円分購入することが決定され、安倍首相は、民間企業に対する輸入支援措置を検討する意向を示したという(2019年8月26日付、時事通信社の報道による)。