トランプ陣営のクリントン氏電子メール捜索、ダークウェブ利用も議論
Erik Larson
2019年4月19日 15:08 JST
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-04-19/PQ6ZCV6JIJUO01
18日に公表されたモラー氏の捜査報告書で明らかになった
トランプ大統領から繰り返し指示され陣営は懸命に入手しようとした

  フリン被告は助けてくれる人を探して複数の人物と接触した。そういう中で同被告は、既に独自に電子メー
ルを見つけようと取り組んでいた共和党上院スタッフのバーバラ・レディーン氏と知り合った。レディーン氏はフリン
被告と連携し、調査結果を同被告に報告した。
 報告書によれば、レディーン氏は共和党の積極的な活動家で投資アドバイザーのピーター・スミス氏と接触
した。レディーン氏はスミス氏に、行方不明になった電子メールは機密扱いのもので「われわれの敵に盗まれた」
と語り、匿名の第3者に協力を求めることを提案したという。同報告書によると、レディーン氏はスミス氏宛ての
電子メールで、「この人物は電子メールを入手できる」と伝えた。
  レディーン氏の電子メールには、クリントン氏のサーバーが「かなり前」にハッキングされており、中国とロシア、
イランの情報機関が「同サーバーの電子メールの内容を再び集める」ことができるだろうとする25ページの提案
も含まれていたという。レディーン氏は、「これらの情報機関のいずれかがサーバーに侵入したかどうかを判断す
るため」、外国情報機関の連絡相手の協力を得られる情報機関のソースとの共同作業を提案した。