●ロシアの選挙介入は事実=共同会見での発言訂正―米大統領
7/18(水) 6:13配信

【ワシントン時事】
トランプ米大統領は17日、与党議員団との会合で「2016年の米大統領選にロシアが介入したとする情報機関の結論を受け入れる」と述べ、介入が事実だったと認める考えを示した。

16日にヘルシンキで行われた米ロ首脳会談後の共同記者会見での発言を訂正した。

トランプ氏は17日の会合で「『ロシアが介入しなかったと見なす理由がない』と言うつもりだった」と発言。

「ロシアが干渉する理由が見当たらない」と述べた16日の発言は、否定詞が抜けた間違いだったとあっさり撤回した。

その上で、ロシア当局とトランプ陣営との「共謀はなかった」と改めて主張した。

11月の中間選挙に対するロシアの介入阻止に全力を挙げる考えも示した。

トランプ氏はかねて、対ロシア関係改善を掲げ、ロシア疑惑でもプーチン政権の責任追及を避けてきた。

16日の共同記者会見でも、疑惑を否定するプーチン大統領に同調した形になり、与野党から批判が噴出していた。

それでも17日の会合に先立ち、トランプ氏はツイッターで「北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は素晴らしかったが、プーチン大統領との会談はさらに素晴らしかった」と自賛。

首脳会談を批判的に報じるメディアを「偽ニュースはどうかしている」と糾弾した。