明治政府が私たちに手出しすることは、新政府の後ろ盾となっている海外資本に背くことになりかねませんでした。
上記のような理由から、明治維新の宗教改革の影響を、私たちはほとんど受けることはありませんでした。

しかし、計算外の事態も起こりました。国家神道化の影響を受けて、
天皇が天照大神と心身一体になる儀式を伝承する役目を負っていたS川■王家が、宮中から追い払われてしまったのです。

そのため、私たちの一族は、皇室との公式の取り次ぎ役を失って、縁が切れる形になりました。
明治天皇までは行われてきた、天皇が天照大神と心身一体になる儀式を、大正天皇からは行っていないので、
私たちから見れば、残念ながら正式な本物の天皇と考えることは出来ません。

もちろんこれは、日本国憲法上の象徴天皇であることを認めないという意味ではありません。
憲法上と宗教上は考え方が違ってきます。

もしも、S川■王家が宮中にあって健在だったならば、
巫女禁断令が出されて今日のように託宣の儀式が衰退することはなく、
日本が大国ロシアとの戦争に勝利するのを経済的に支援したイギリスやアメリカと敵対関係になって、
第二次世界大戦が起こるようなこともなかったでしょう。

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