どこまで骨太方針(4) 外国人受け入れ 単純労働、永住に布石
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 新制度が始まれば、単純労働で入国した外国人に永住の道を開くことになりそうだ。滞在中に必要な技能取得などを
確かめる試験に合格すれば、既にある専門人材の在留資格に切り替えられるようにする。
 外国人が永住許可を得るには、原則として10年間、日本で暮らす必要がある。今回の拡充策が始まれば、技能実習生
として3年経て修了した後、新在留資格を取得して5年間滞在したうえで、専門人材の資格に切り替えれば、永住権を
申請する要件を満たせる。
 外国人の長期滞在や永住の増加には、経済効果への期待がある一方、受け入れ体制や治安面の不安も消えない。
与党内で在留管理の強化を求める声もある。日本語教育の充実など「選ばれる国」に向けた外国人との共生を円滑に
するしくみづくりも大きな課題だ。