韓国軍ではこの日、国連軍司令部側の記述を巡って「誤訳論争」も起こった。国連軍司令部は支援国としての日本の役割を強調、明示したのだが、これを拡大解釈して戦時に日本軍の韓半島進駐が可能になるのではないか、という声が上がった。
韓国軍関係者は「米国も韓国の反日感情をよく理解しているので、自衛隊の韓半島入り論争のようなデリケートな事案に、不用心に言及はしない」と語った。別の韓国軍関係者は「日本が国連軍司令部に参加するとしても、韓半島有事の際の地上軍派遣は難しい。
海上支援程度のレベルしかできないだろう」と語った。国防部もまた、これを意識して「日本の参加が議論されたことはなく、検討したこともない」とコメントした。