BBC 2017年9月3日
北海道でJアラーム早朝、北朝鮮のミサイルが、初めて2009年以来日本の上空を通過。
さっそくあべ総理は会議を行なって、6分後、ミサイルは日本の東に落下。
日本の軍備化にどんな影響、日本を守ってくれる依存について、原爆を経験している。

1945年8月 アメリカが戦争の歴史をがらっと変えました。広島長崎に原爆投下。推定15万人死亡。
日本は降参するしかなかった。アメリカの占領が始まりました。
第二次世界大戦での役割、その罰として平和主義の憲法が制定されました。
1952年、占領が終わったあとでも軍を持つことは禁止。その後自衛隊は拡大。外部からの脅威の解釈が変わってきたから。
冷戦の終結、とりわけ中国との緊張の高まり、日本は世界でも最高レベルの国防費。
アべ総理は5月、2020年までに、平和条項を改めるとしました。
しかし平和主義から離れることは簡単でない。2年前アベ総理が自衛隊が大戦後初めて海外で戦えるよう
法改正を推し進めたとき、国会前で大規模な抗議デモ。
それでも原爆投下されたのは日本だけという事実は、日本人の心理に深く染み込んでいる。
2016年、現職の米大統領としてオバマが始めて広島を訪問、謝罪をしなかったことは議論を呼びましたが、
原爆の記憶を風化させてはならないと語りました。

しかし朝6時、日本上空をミサイルが通過、北朝鮮から発射。これは日本の今後の動きが変わるきっかけになるかもしれない。
このようなことは、ほぼ20年ぶり。北朝鮮との関係改善は手詰まり。今回の件で日本の防衛面でのタカ派は勢いづく。
世界の警察官の役割をアメリカは拒否している。日本は注意して聞いているしかないのかもしれない。
では日本は平和主義でいられるか。