>>585
ジャパニーズ(日本本土系)とオキナワン(沖縄系)の派閥対立的側面も絡んでるのかな?
それだけハワイでの広義の日系の存在感は、アメリカ本土とは比べ物にならないほど大きいということだろうけど。

https://www.tkfd.or.jp/research/america/a00270
我々に身近な例としては、沖縄系(オキナワン)が挙げられる。ハワイでは彼らは必ずしも「ジャパニーズ」ではない。
注意が必要だ。サトウキビ農園への官約移民時代に、沖縄系は日本本土のグループと峻別されていた。
それがかえってオキナワンとしての誇りを育んだ。ハワイ州議会上院議員で日系3世のクレランス・ニシハラは
「今は日系と沖縄系は混合している。しかし、私が育った時代はジャパニーズとオキナワンの結婚にはまだ差別感があった。
今はそうした感情は皆無だ。しかし、1世代前まではそうした深刻な差別があったし、2世代前まで遡れば確実にあった」と語る。
日系から沖縄系への区別意識は薄くなっているが、沖縄系側の日系へのある種の「対抗意識」は根強いものがあり、
「この候補者にはオキナワンの血が入っている」というだけで沖縄系の熱狂的な支持を受ける。沖縄系はジャパニーズとは
別の沖縄フェスティバルを開催し、ハワイ日本文化センターとは別にオキナワン独自のハワイ沖縄センターを設立した。
これがハワイでは沖縄系がエスニシティ化している証と語るのは、日系の州議会上院議員グレン・ワカイだ。
ワカイによれば、候補者の属性で支持が集まるエスニック集団は、ハワイではオキナワ系とフィリピン系の2つと考えられている。
日系には必ずしもそういう意識はないという。ちなみに2014年8月州知事予備選挙で現職のアバクロンビーを打ち負かした
デイビッド・ユタカ・イゲは、日本の報道ではわかりやすく「日系」として紹介されているが、
実際には沖縄系(オキナワン)である。オキナワンの期待の星だ。