https://www.financialpointer.com/jp/post-13017/
資産運用の世界最大手BlackRockのPaul Mele氏が、まさかの災害に対処するための5つの準備を説いている。
日本と米国では状況がだいぶ異なるとは言え、いろいろ考えさせられるところがある。

1. 家計にクッションを設けろ
クレジット・カードでもよいが、最善なのは預金を2-3か月分持っておくこと。
ネット銀行などを見回し、最良の条件で預金できるところを探せ。
(日本人と違って、預金をあまりを持たない文化なのだろう。)

2. 現金を持て
過酷な緊急事態では、銀行口座にもアクセスできなくなる。
(両替しなくても使えるような金種で)現金をいくらか用意しておけ。
(「少なくとも100ドルは」と書かれており、日本との文化の違いに驚く。)

3. 保険を見直せ
居住地域のリスク(地震、水害など)と加入済み保険の補償範囲がマッチしているか見直せ。
必要な補償を最低の費用で得られるよう比較検討しろ。

4. カメラを活用しろ
保険請求の手続きをスムーズにするために、家の中をすべて写真・ビデオに撮っておけ。
いざという時にアクセスできるクラウド・ストレージに保存しろ。
(セキュリティに十分に注意することをお奨めしたい。)

5. 記録を保護しろ
重要書類(保険、医療、税務、金融、財産管理、IDなど)を安全なところに保管しろ。
スキャンして記憶メディアに保存し金庫に入れるか、離れたところに住む信頼のおける人に預けるとよい。


災害時には電気・通信網をあてにできないかもしれないということだ。
電気・通信のいずれかが途絶えれば、キャッシュ・カード、クレジット・カード、電子マネー、プリペイド・カード、仮想通貨など、すべて利用できなくなる。