こっから世界は大荒れ

野次馬(2017年12月 7日 14:19)|コメント(8)

エルサレム問題なんだが、さすがトランプ、素人だから、玄人が手を付けないところに平気で手を突っ込んで、まぁ、そのうち大火傷するだろう。少なくともこれで、アメリカは完全に中東での覇権を失った。
全てのイスラム教徒が反米に燃え、キリスト教徒もアメリカに巣食った一部の過激な原理主義者を除いては、反イスラエルでまとまっている。
アメリカだけがイスラエルの味方をしているという現実がよりいっそう明確になると、「アメリカが正義」「アメリカが世界の警察官」という、今までの世界を支配していたパクス・アメリカーナが崩壊する。その第一歩です。

アメリカのドナルド・トランプ大統領は12月6日、ホワイトハウスで演説し、公式にエルサレムをイスラエルの首都と認め、国務省に対しテルアビブにあるアメリカ大使館をエルサレムに移転する手続きを始めるように指示したと正式に表明した。
世界各国の指導者からは、アメリカがこれまでの中東政策を逆行させ、パレスチナの和平交渉を阻害する恐れがあると懸念を強めている。


世界は否応なく多極化に進む。中東はロシアの庭になる。北朝鮮はどんなに荒れても、最終的には中国とロシアの子分のまま。
韓国が中国にすり寄って、極東に残るアメリカの子分は日本だけになる。2012年にキッシンジャーは「10年以内にイスラエルは消滅する」と宣言したが、その日は近い。