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  インド移民の2世であるヘイリー氏(44)は2004年にサウスカロライナ州下院議員に
当選。10年に同州初の女性知事となり、14年に再選を果たした。今年の大統領選
の共和党候補指名争いではフロリダ州のルビオ上院議員を支持し、同議員の撤退後
はクルーズ上院議員(テキサス州)を支持していた。トランプ氏が共和党候補に指名
されてからは同氏支持に回ったが、トランプ氏、民主党候補ヒラリー・クリントン氏のい
ずれについても「あまり好きではない」と認めている。
  トランプ氏の報道官ジェイソン・ミラー氏は、ヘイリー知事とトランプ氏が選挙の数
日後に会談した際には「自然に馬が合い」、困難な選択ではなかったと話した。
  ヘイリー氏は声明で、「わが国の安寧と世界における地位に大きく貢献できると、
大統領から信頼されるのであれば、それは留意しなければならない招きだ」と述べ、
「義務感」からトランプ氏のオファーを受け入れることにしたと説明した。
外交経験はほとんどなし
  ヘイリー氏には外交経験がほとんどない。同氏の指名について最初に報じたポスト・
アンド・クーリエによれば、見本市への出席や自動車・航空宇宙産業の機会を探るため、
知事としてドイツやスウェーデン、フランス、英国、日本、カナダ、インドなどに少なくとも
8回外遊したことがある。