2016.11.5 19:54【米大統領選】
白人労働者層の投票率も焦点 「隠れトランプ票」掘り起こしで逆転、と陣営躍起
http://www.sankei.com/world/news/161105/wor1611050051-n1.html
トランプ氏の支持層となる白人労働者の投票率が、8日の投票日にどこまで伸びるかが
注目されている。最近の大統領選で投票率が下落傾向にある白人有権者を、米メディ
アは「行方不明の白人票」と名付けて重視。トランプ陣営がこれら「隠れたトランプ票」の
掘り起こしに成功すれば、逆転劇もあり得るとみる。
 1980年の大統領選で有権者に占める白人の構成比は88%だったが、2004年には
77%に下落。12年は72%だった。白人の投票率も04年の67・2%から12年は64・1
%に下がった。
 トランプ陣営は、12年に共和党のミット・ロムニー候補がオバマ大統領の再選を阻止で
きなかったのは、多くの白人票を取りこぼしたことが要因と分析。投票所に足を運ばなかっ
た白人を「膨大な隠れたトランプ票」(選対責任者のコンウェイ氏)と位置づけ、移民問題
や通商政策での過激な発言によって掘り起こしを図ってきた。