WHO、コロナ影響数十年に及ぶ 感染拡大で警告

【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は7月31日、
新型コロナウイルスの世界的大流行は「100年に一度の公衆衛生上の危機だ。
影響は今後数十年に及ぶ」と警告した。「最悪の事態を脱したと思った国が、
新たな感染拡大に対抗している」として、経済活動の再開などで感染再燃が
相次いでいる事態に懸念を示した。

WHOが31日に開いた緊急委員会で述べた。前日から増加した感染者は29万
2527人で過去最多を更新。

テドロス氏は「抗体検査の初期段階の結果は、
世界人口の大半がウイルスに感染しやすいことを示している」として、
集団免疫獲得には程遠い現状を報告。
2020.8.1共同通信