あと、小学校とかでこういう授業があったと思うけど、物事は多角的に見ないと、何を以て「事実」とするのか変わってしまう。

子供向けの説明で言うと、
3人の子が三角すいをそれぞれ違う方向から見ています。3人の子はそれが三角すいだと知りません。
・Aくんはそれが三角に見えると言いました。
・Bくんはそれが円に見えると言いました。
・Cくんはそれが扇形に見えると言いました。

問1) この3人の内、嘘をついている人はいますか。
問2) 中央にある物体の形を特定するのに、AくんBくんCくんの内、誰の意見が必要になりますか。

こういうのやったよね??


現実はこんなシンプルじゃないし、自分はロシア・ウクライナは実はフェイクニュースで本当は世界では何も起きれなくて、本当はどっちも平和に暮らしてるんだよ、とか思ってるわけじゃないよ。

あなた方が思っている「事実」というのが本当に確固たるものならば、なぜ「ロシア側の話も聞いてみた方がいい」という意見自体が弾圧されているんだと思いますか。
また、他の国ではどう報道されているのか知ることに何の抵抗があるんですか。何の問題があるんですか。

私たちの社会では、公衆の面全だったり、何なら警察の目の前だったり、生放送中のカメラの前だったりで起きた犯罪ですら、ちゃんと裁判で本人の口から話を聞きますよね。
それについて、不思議に思いますか?
欧米以外の話を聞く必要はないという人は、この場合、明らかに人の目によって観測された犯罪なんだから、(罪状がそれに値するなら、)話も聞かず、確認もとらず、即死刑にすべきということですよね?

でもきっと、あなたはこれに同意しませんよね?

話を聞いた上でこの人が死刑になるとしても、なぜその犯罪を犯すことになったのか、なぜ本人にとってそれ以外に選択肢がなかったのか、私たちは同じ事が起きないように学ぶことができますよね。

これでも、欧米以外の話を聞くことすらおかしいとされている現状を不思議には思いませんか。