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エズラ・ヴォーゲル氏「日・中・韓は歴史に向き合え」
ttps://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00119/00054/

 ただ、徴用工や慰安婦などの問題で日本が十分に謝ったという認識は、韓国にも西欧にも通用しません。今の日本人は
過去のことだと思っているんです。「我々は関係ない」と。
日本はもっと、教育を通じて戦争で日本が何をしたのかもっと教えるべきだと思います。南京大虐殺の問題も慰安婦の問題も、
教科書で十分に扱っていないですよね。こういう状況が続くのであれば、日本が中国や韓国と親しくなるのは非常に難しい。

 もちろん、中国人はもう少し日本に感謝しないといけません。1980年代、日本の支援は中国の発展に大変寄与しました。
中国は、それについて教育で扱うべきでしょう。一方、日本はもう少し中国に謝る必要がある。本当にいい関係を作りたかったら、
お互いにもっと歴史を教えなければいけません。
 日本は大変細かいところまで歴史を教えます。いつ、誰が、何をしたのかと、とても細かく教えることはすごく尊敬しますが、
結局この事実はどういう意味を持つのかといった総括的な考えも、しっかり教えるべきです。